気を付けたい眼の疾患と症状


 

① 飛蚊症(ひぶんしょう)

蚊飛症の一般的な症状としては、名前の通り蚊が飛んでいるような黒い浮遊物が見えたり、
光が飛ぶように感じたりすることがあるそうです。
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多くの場合、加齢変化によって硝子体が混濁してくることにより、
30歳を過ぎた頃から感じる人が増えてくるそうですが、
中には重大な疾患のサインである場合もあるそうです。
蚊が飛ぶような感じや、暗い場所や目を閉じた状態でも、
水面に光が当たるようにちかちかとした光が見える症状が現れる場合等は、
念のため眼科医を受診されることをおすすめします。

② 網膜剥離 (もうまくはくり)

ボクサーがなるということで有名な目の疾患ですが、
疾患や老化が原因で普通の人にでも起こるそうです。
網膜が剥がれる病気で、 初期症状として①飛蚊症を感じる人が多く、
やがて視野の欠けが分かるようになるそうです。
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軽度の初期症状が出た段階で治療を行えば治るそうですが、
一度なったことのある人は手術で治療しても、術後に再発する可能性が高くなるそうで、
定期的に検査をうけるなどの注意が必要だそうです。
放置すれば失明するため、眼科医を受診されることをおすすめします。

③ 緑内障 (りょくないしょう)

視力に影響があるだけでなく、身体的にも様々な影響が出てくる疾患で、
日本人の失明原因の第一位になっています。
眼のレンズが白く濁る⑤白内障とは違い、視神経に異常が出るために起こる疾患のため、
外見からは分かりにくく、初期・中期の段階では症状を自覚しづらい為、
気づかないうちに進行してしまいやすい疾患です。
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③緑内障によって見えなくなってしまった部分は、治療をしても見えるようにならないため、早期発見で、できるだけ進行しないうちに治療を行うことが大切だそうです。
日本人の5%が③緑内障にかかっているといわれています。
40歳以上の方は、念のため、眼科医を受診されることをおすすめします。

④ 加齢黄斑変性(おうはんへんせい)

網膜の中にあり光を調節したり物の大きさを判断する働きのあるやや黄色い色をした部分が
老化などの原因によって変異してしまう疾患で、特に50代以上の男性に発症しやすい傾向があり、
紫外線、食事や嗜好品の摂取量、高血圧、遺伝など様々な要因が影響して発病するそうです。④加齢黄斑変性になると、碁盤の線がゆがんで見えたり、
視界の真ん中だけ黒く霞がかかったように見えなくなったり、
物がゆがんだり二重に見える事もあるそうです。
また、視力が急激に下がってくるなど、見え方に大きな変化が現れるため、
自覚症状に気がつきやすいのが特徴だそうです。
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症状が進むと広範囲で見えない部分が出てきたり、失明する可能性もあります。

碁盤の真ん中に白石を一個おいて、立ち上がって白石を見る際、
碁盤の線がゆがんで見えたり、
白石がはっきり見えない場合は、眼科医を受診されることをおすすめします。
また、⑧青色光の影響も黄斑変性症の原因のひとつといわれています。
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⑤ 白内障

眼のレンズ部分(水晶体)が白く濁る(混濁する)病気で、

健康な人でも60歳を過ぎると正常な加齢変化として起きてくるそうです。

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水晶体が白く濁ってしまうため、白い霧がかかっているように見えてしまうのが特徴で、
症状が軽度のうちに、点眼の治療である程度は進行を遅らせることができるそうです。
また、加齢変化とは別に、生まれたときから水晶体が混濁している場合や、

糖尿病や他の病気に付随して起きる白内障もあるそうです。

乳幼児や小児の瞳孔の中が白いと思われたときや、成人で視力低下を感じられたときは、

眼科医を受診されることをおすすめします。

⑥ ブドウ膜炎

ブドウ膜は、物を見るために光の量を調節したり、
眼を健康に保つために栄養分を行き渡らせる働きをしている重要な器官です。
眼球の硝子体を包み込んでいる脈絡膜・毛様体・虹彩の3つを合わせた呼び方です。
この3つの部分には、角膜を通してはいってくる光の量を調節する役割りや
眼に関わる色々な部分に必要な栄養を運ぶ役割りがあります。
そのため、ぶどう膜に炎症が起きると、光の調節が上手くできなくなり、
霧がかかったようにかすんで見えにくくなります。
明るいところで光に対して痛みを感じたり、頭痛を伴うこともあります。
また、栄養が十分に行き届かなかったり、反対に過剰になってしまう事もあり
涙がでたり充血したりといった症状も現れるそうです。
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他の病気の症状として、ブドウ膜に炎症が起きることが多く、
⑥ブドウ膜炎になった場合には早急に病院へ行くことが大切だそうです。
さらに進行すると、何も無いところで蚊が飛んでいるように見える①飛蚊症や
見えているものがゆがんで見えるといった状態になり、
酷くなると⑤白内障・③緑内障・②網膜剥離などを併発し、
さらには失明に至る可能性もあるそうです。
“⑥ブドウ膜炎”を起こす原因として最も多いのは、
特定疾患(ベーチェット病・原田病・サルコイドーシス)によるもで、
特定疾患による炎症は、はっきりとした原因がわかっていないため、完治させるのが難しく、治ったと思っても何度も再発したり段々と進行して失明してしまう恐れもあるそうです。
また、細かいキズなどの外傷や免疫疾患、糖尿病、進入した細菌などが原因で
ブドウ膜炎なる事もあるそうです。

⑦ ドライアイ

眼を覆っている涙は、外からばい菌などが進入するのを防ぎ、
乾燥を防ぐという役割りがあり、涙の成分には水分と油分が含まれています。
油分は、眼を覆っている水分のさらに表面をコーティングすることで水分の蒸発を防いでいます。しかし、”⑦ドライアイ”になると、油分・水分が全体的に足りなくなったり、
油分がしっかりとコーティングできなくなったり、涙の分泌機能が正常に働かなくなったりします。
そのため、⑦ドライアイになると眼の保護機能が低下してしまい、
小さなホコリやゴミが進入して炎症を起こしたり傷ができやすくなってしまいます。
パソコンを利用している人の3人に1人程度の割合で⑦ドライアイになっているといわれています。
テレビやパソコンなど、私たちの生活には欠かせないものになっていますが、長時間見続けたり、
集中してまばたきが減ってしまうことで眼には大きなダメージを与えています。
知らず知らずのうちに⑦ドライアイが進行してしまっている人も多いようです。
あなたの目は大丈夫ですか
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長時間のOA機器を使った作業は、作業空間が乾燥していることが多く、
眼を包み込んでいる水分が蒸発しやすく、特に⑦ドライアイになりやすい環境です。
また、パソコンなどのスクリーン画面を見ているとまばたきの回数が急激に減少し、
涙の補給ができなくなってしまいます。
また、コンタクトレンズを利用していると、酸素・水分の補給が十分でなくなります。
そのため、コンタクトレンズの着用者の2人1人が⑦ドライアイになっているとも言われています。
症状が軽度の場合には、定期的に目をつむって休んだり、
パソコンやテレビ画面を目線より下に置くようにしたり、蒸しタオルを目に当てたり、
室内が乾燥しないように加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干して湿度を保つなど、
日常的な改善をしていくのが効果的です。

セルフチェック

  • セルフチェック
    当てはまるものが多いほど⑦ドライアイの可能性が高いと考えられます。

     ・目が疲れやすい
     ・違和感や異物感のような不快感を感じる
     ・かゆみがある
     ・充血またはれぼったくなっている
     ・下を向くとかってに涙がでる
     ・物がかすんで見える
     ・目が乾いてしょぼしょぼする眼が重い
     ・光がまぶしい
     ・目やにの量が多い
     ・痛みがある

⑧ 青色光について

紫外線、赤外線のような眼に見えない波長の有害な光線は以前から問題にされていました。
さらに眼に見える光線(可視光線)の中でも「青色光(ブルーライト)」といわれる
波長の短い領域の光は、エネルギーが強く、眼の奥の網膜に到達し、
悪影響を及ぼすことが問題になっています。

「青色光」は自然光の中にも含まれていますが、LED電球やパソコン、スマートフォン、
テレビ、ゲーム機器などの液晶画面から多く発生されていることがわかっており、
まぶしさ・ちらつきの原因になるといわれています。

また網膜の機能低下、加齢黄斑変性等の原因の一つとしても認識されています。
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青色光の影響

  • 網膜への影響  (視野の一部が見えない・・・?)
    「青色光(ブルーライト)」は可視光線の中で最もエネルギーが強く、角膜、水晶体を透過し、
    眼の最もデリケートな部分である網膜まで到達します。
    青色光は日光などの自然光にも含まれますが、パソコン、スマートフォンなどの
    液晶ディスプレイからも多く発せられているといわれ、青色光を網膜が過多に浴びると
    網膜の機能低下、加齢黄斑変性等の原因の一つとして悪影響を受けると言われています。
  • 眼の疲れの原因 (眼が疲れる・・眼がかすむ・・・など)
    
青色光は波長が短いため、光が空気中の水分、チリなどで錯乱しやすく、
    像がボケて見える原因になります。
    このため青色光を多く発するゲーム機の液晶ディスプレイを見つめ続ける「子どもの眼」は
    錯乱してボケた像にピントを合わせ続けることを強要されます。

    液晶ディスプレイを長時間見続けるゲームやパソコンの作業は、
    ピント合わせの筋肉に負担をかけ続け、それに伴って眼の疲労、
    視力低下などを引き起こす可能性があると言われています。
  • 体内時計に影響 (寝つきがわるい・・、夜ねむれない・・・など)
    
青色光には覚醒作用があり、就寝前にパソコンなどで多く眼に入れると
    速やかに就寝しにくいとの報告があります。
    眼への光刺激は体内時計の働きに関連しており、朝日に含まれている青色光を浴びることで、体の覚醒が進行するといわれています。就寝前に青色光を眼に入れることで、
    体内時計を混乱させ、睡眠の質に悪影響を与える可能性が心配されます。
    TAJIMAは「ビジョンケア」という考え方のもと、
    「青色光」がまぶしさ・ちらつき、疲れ、網膜の疾患の原因になることに着目し、
    「青色光カットアイケアレンズ」の提案をおこなっております。

⑨ 眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)

加齢や外からの衝撃、体質などによって眼を開く時に瞼を持ち上げている筋肉が弱い状態になると、
瞼が下がり瞼で視界が狭くなりものが見づらくなってしまいます。
眼を擦るクセがある人やコンタクトを長期間使用している人も
まぶたの筋力が弱くなる可能性が高いといわれています。
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視界が極端に狭くなっていたり、頭痛などの症状が酷い場合には、弱くなっている筋肉の
働きを補うために、まぶたを切開して縫いとめる手術を行うことができるそうです。
他の病気が原因になっている場合もあり、ものが見えづらくなったかな? と思ったら、
眼科へ行って相談することをおすすめします。